魔法と魔力と契約 - Magic and Charm and Agreement
◆魔法と魔力の説明
古代より皆魔力を持っていたが、人間は古代戦争後、魔法を使わなくなり魔力を失い、現在ではエルフやハーフエルフ、ドワーフなどと極僅かの人間が使うことができる。
また、エルフやハーフエルフ、ドワーフなどが魔法を使っていることに対して人間は不思議に思ったりはしない。
その理由は、魔法を使えなくなってしまったとはいえ、魔力、魔法についてある程度は知っているからである。
魔力は使えるもの以外の人間でも自分では気づかず、魔力を微量持つ者もいる。この場合、自分では使ったりはしないが、自分で気づくことができれば使用は可能である。
魔力を持つ者から魔力を分けてもらえることもあるが、魔力を持っている側の量にもより、魔力が極僅かな者が分け与えようとすると、逆に持っている側が失うリスクがある。
また、古書を読めば魔法や魔力について知ることはできる。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
◆死の魔法
死の魔法とは自らの命を犠牲にし、発動する魔法である。使用者は発動後、必ず死ぬ。
また、魔石での強化等は不可である。
死の魔法には3つの魔法があり、防御魔法、回復魔法、攻撃魔法がある。
この3つの魔法は以下のことのみ可能である。
防御魔法:どんな魔法をも無へと変える。(死の魔法も含む)
回復魔法:死者を蘇らせる(死後直後のみ)または瀕死のものの傷を癒す。(1人のみ)
攻撃魔法:攻撃対象者1人を必ず死にいたらしめる。(回避不可、死の魔法での蘇り不可)
死の魔法の魔法名には、最初、中間、最後のいずれかに必ず”デス”が入る。
また、使用者により魔法名は異なる。(デス・○○、○○・デス・○○、○○・デス、の○部分(文字数関係なし))
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
◆古代魔法について
古代魔法とは人間とエルフ、ドワーフなどが誕生後、四精霊たちが一部の者に教えた強力な魔法である。
ルエルはその一族の後裔であったため、古代魔法を使うことができる。
また、古代魔法を覚えている者には、精霊たちが勉強や魔法を教える決まりがある。これは、古代魔法を忘れさせないために精霊たちがしていることである。
これにより、古代魔法を覚えている者たちは精霊文字も読める。
しかし、古代戦争後以降、古代魔法を覚えているだけで四精霊たちが古代魔法を教えたということは語り継がれてはいない。
その理由は精霊たちが語り継がなかったからである。精霊たちが語り継がなかった理由は、一族のものでない者も古代魔法を教えてほしいなどと四精霊に言いより、四精霊に危険が及ぶかもしれないという考えからである。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
◆古代魔法の使用に関して
古代魔法は魔力消費が激しいため、一度使用すると術者は魔力の大半を消費する。
これだけの魔力を回復するには時間がかかるため、使用には注意が必要である。
古代魔法は魔石での強化等は不可である。
古代魔法使用時には覚えている古代魔法の属性、水、火、地、風の4つのうち使用する属性の紋章が体に現れる。
使用時の属性が2つ以上の場合はそれに合わせ、紋章も例:地+水の紋章、火+風+地の紋章、のように複数紋章が現れる。
また、使用時には髪の色や目の色も属性により変化する。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
◆紋章
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
◆最後の魔法
最後の魔法とは、シェイドとウィル・オ・ウィスプがこの世界を守るために使った自らを犠牲にし、対象者全てを封印する魔法、あるいは失われた命全てを無かったことにし蘇らせる魔法のことである。
使用者は自らを犠牲とし、石像化する。
この魔法は精霊または魔獣・聖獣のみが使用することができ、その中でも使用できるものは限られており、シェイドやウィル・オ・ウィスプ、四精霊などの上位以上の力が必要である。
対象者全てを封印する魔法は、犠牲になった者の石像が壊れるまで、あるいは何らかの要因によって封印が解かれるまで魔法は持続する。
また、何らかの要因により封印が全て解かれた場合、石像化した者もまた石像から元へと戻る。
失われた命全てを無かったことにし蘇らせる魔法は、たとえ犠牲になった者の石像が壊れたとしても蘇った者が死ぬなどということはないが、一度蘇ったからといって二度蘇るなどということはけしてない。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
◆契約について
魔獣や聖獣との契約には、魔力による契約と血による契約の2種の契約方法がある。
▼魔力契約
魔力契約は魔力を持つものが、魔力を用いて魔獣・聖獣と契約をすることである。
この契約は常に魔力を魔獣・聖獣に供給するのではなく、戦闘時に魔力供給を行った場合のみ供給される。
魔力消費は戦闘時の魔力供給に加え、召喚時にも消費される。(行動をともにしている場合は召喚はない)
また、魔力供給をした際に起きる現象は、魔獣・聖獣の本来の力+αの力を発揮することができる。
上記は契約者自身が行う行動であるが、魔獣・聖獣との関係が親密であると逆に契約者に魔力を供給し力を与えることもある。
魔力契約の場合、限界の契約数体は自身の魔力に応じてである。
通常は魔力による契約1つであるが、魔力と血の両方の契約、2重契約も可能である。2重契約の場合、血の契約による制限が全て付加状態であるため、あまり魔獣・聖獣が好まない。そのため、本当の信頼関係が成されていなければ、2重契約を成すことはない。
▼血の契約
血の契約は魔力を持たぬものが、血を用いて魔獣・聖獣と契約をすることである。(魔力を持つものが2重契約として、契約をすることもある)
この契約は常に契約者の血を魔獣・聖獣に供給するものであり、魔獣・聖獣の力も制限されている。供給量により本来の力を発揮することが可能であるが、その代わりに契約者は疲労するという難を要する契約である。
また、血の契約は魔獣・聖獣と契約者が生死を共にする契約であるため、契約者が死ねば魔獣・聖獣も死に、逆に魔獣・聖獣が死ねば契約者も死ぬ。
しかし、これを回避する方法が1つ存在し、死ぬ前に契約を破棄することで両者が死ぬということはなくなる。(両者による承諾必須)
両者は魔力契約とは違い、生死を共にしているため行動を共にしている。
血の契約では、魔獣・聖獣は1体までが限界である。
